メリット②と書いてある理由は、
以前に『1階のお部屋にお金をかけることはとても大切である』
という記事に基本的なメリットを書き出しましたので、今回は②とさせて頂きました。
今回は、
『物件を売る時にもメリットがある』
というお話をさせて頂きます。
まず、物件を購入する際には買主はその物件の状況を確認しますよね!
場所、利便性、地域性、そして物件の造りや間取りや築年数などなど、、
いろいろ調べられると思いますが、
その中でも、
『今、いったいいくら稼いでいる物件なのか?』
という事が買主には気になる事だと思います。
例えば、
今で、10世帯のアパート(2階建て)の毎月の家賃が40万円だとします。
事業利回り10%での購入希望者であれば、
40万円×12か月=480万円(年間の満室予測賃料)
よって、4,800万円であればご購入頂ける可能性があるという事です。
(※480万円÷4,800万×100%=事業利回り10%)
では、1階のお部屋(5部屋分)を月額5,000円UPして家賃を貰えるようにリフォーム投資した場合、
物件収支は、今の月40万円+2.5万円となります。
しかも、1階のお部屋の家賃が上がる事により、2階の家賃も1,000円~2,000円上げて貸すことも可能になるケースも多々御座います。
であれば、
今の毎月40万円+2.5万円(1階のプラス家賃)+5,000円~10,000円(2階の5部屋分のプラス家賃)
となるケースもあり、
毎月43万~43.5万円の収支改善となり、物件の売買価格も
43万円×12か月=516万円
よって、事業利回り10%であれば、5,160万円という値上がり益を狙えます。
5,160万円-4,800万円=360万円もプラスとなる事から、
仮に1階のお部屋全てに約20万円の投資をしたとしても、
5部屋で100万円となり、
売却上利益(360万円)-100万円(1階の投資額)=260万円の利益算出
という計算が出来ます。
もちろん、全て計算通りにいかないのが不動産事業です。
ただ、現場の賃貸管理について熟知し、
きちんとした(入居者のニーズに見合った)投資を行えれば可能です。
現に、このような投資の仕方で成功しているお客様も多数おられます。
失敗している人の特徴は、
『分からない事を分からないままにしている』
という点と、
『行動力の無い人』であります。