昨今の売買契約には、
『契約不適合』や『建物診断(1年以内の調査結果)』という項目が加わりました。
契約不適合とは、
簡単に言いますと、
『買った人(会社)』が、
購入する目的を達成できなくなる事を指します。
例えば、
『中古自宅を購入したが、シロアリで柱は腐っており、倒壊寸前だった』
というように、
買う目的は『住むこと』であり、その目的が叶わなくなることが、
契約不適合となります。
建物診断(1年以内の調査結果)については、
おそらく長年の中古住宅や共同住宅での売買トラブルが原因です。
買った後に、問題がたくさん出てくる!
こんなに問題が起きるのであれば買わなきゃよかった、
という問題が昔から多かった為、買主保護で増えた項目です。
買った後に、
『配管が腐っていて、多額の出費が増えた』
とか、
『建物が傾いていた』
他にも、『シロアリによる被害が異常なほど存在していた』
というのもあり得ます。
不動産業者には、
『重要な告知事項・説明事項』を漏らさず買主へ説明する絶対義務があります。
今後は、
『建物診断』を行わなければ銀行が融資をしてくれない、
ですとか、
『契約不適合』の際には、売主は大きな責任を負い、
万が一、不動産業者も知っていて隠していたのなら
『業務過失』として、業務停止や損害賠償の可能性も有ります。
なんとかなるだろう、では済まなくする内容なため、
今後は、詐欺や手抜き契約は益々減るでしょう。
『本音で語る不動産屋さん(ホンカル)』は、
【現代社会問題や時事ニュース】を不動産屋の視点より記載しています。
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