それは違うよ大家さんⅡ

以前に、勘違いしている大家さんの実例をご紹介させて頂きました。
(気になる方は本ホームページの記事をご参照ください。無料でたくさん読めて便利ですよ)

大家さんに限らず勘違いしやすい人の共通点として、『自分がやったことないのに分かったつもりでいる』という事が原因だと思います。

先日、とある大家さんのクレームを管理スタッフが受けました。

『私の物件を見に行ったら、外国人が1名と女性が1名で清掃をしていた。女性は写真を撮っているだけのように見えた。外国人の一人は水で流しているだけの様子だった』
要は、この大家さんは『きちんと清掃が出来ていない』と言いたいのでしょう。

私達はさっそく物件の清掃状況を確認しました。
清掃前では鳥の糞が凄かった汚い共用廊下も綺麗になっていました。
他の階段や手摺も清掃前と比べると少しずつ改善できているのが分かりました。
ポストもきちんと磨けていました。

作業員に改めて確認してみても、作業は2時間~3時間未満で女性は細かい箇所を清掃し、外国人の男性はゴシゴシと力が必要な部位を中心に役割分担で清掃して頂けている内容が確認出来ました。

改めてこの大家さんに私達は確認します。
『大家さんは物件確認でどのくらいの時間滞在しておりましたでしょうか?』

大家さんは『10分くらいかな。なんで?』とムッとした様子で聞き返します。

私達は、事の内容を清掃前と清掃後の写真をもとに説明しました。
最後に清掃員の素晴らしい作業内容を付け加えました。

大家さんはそれでも納得していない様子。
『そういえば、側溝に少し土が溜まっていたからそれも取り除いてくれ』となぜか上目線発言。

このような勘違い大家さんとは縁切りのタイミングを計ります。
根拠なく否定し、かつ、自分の勘違いを改めない素直でない大家さんは百害あって一利なしという結果を招く確率が高いからです。

私は20年以上不動産業界におりますが、これは揺るがない事実です。
無駄に労務を増やす大家とのビジネスで良い事はほとんどありません。
このような大家さんは管理会社をコロコロ変える人も多いですが、この大家さんも数カ月前に別の管理会社と上手くいかずに私達で管理させて頂きました。
私達は、『やっぱりこの大家が原因か。前の管理会社に関係を切られたことを認識していなくて、自分が解約したと思い込んでいる勘違い大家さんだったか。』

このような大家さんは、『この修理は保険がおりるだろう』とか『まだ便座を交換するには早いだろう』など、ただただ自分の出費を抑える為だけに力を注ぎ、サービス提供という概念が恐ろしく足りません。賃貸業は入居者が顧客のサービス業であることを今一度認識する必要があります。

サービス力の弱い商売の結果は皆さんが想像する通りの結末を迎えます。

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