月極駐車場の運営(経営)は、簡単そうで難しい部分もあります。
最近の傾向としましては、
『不景気により不動産投資の融資が厳しい』
ため、マンション建設が落ち込んできます。
よって、地主さんは、マンション建設などの不動産投資ではなく、
『投資のお金が安く済む』月極駐車場の活用を選択します。
このことにより、
『不景気の時には駐車場が増え』
『好景気(不動産融資が盛んになる時)の時はマンション建設が盛んになる』
という事です。
(実例)
『月極駐車場12台分の土地を所有』
今までは、1台「1万円」で貸出しが出来ていた月極駐車場。
しかし、隣地に「1台6,000円」で30台も駐車できる月極駐車場ができました。
これにより、
自分が所有している月極駐車場12台中9台が隣地の駐車場に移ってしまいました。
おそらく、残り3台についても、いずれ移る事になるのでしょう。
「1万円と6,000円」、差額は月4,000円。
年間の差額にしますと、48,000円です。
これでは隣の駐車場に移られるのは必然だと思います。
こうなった場合の対策はシンプルです。
《対策(案)》
①隣の駐車場と同じ駐車料金とすること。
②インターネット広告でしっかりと広告搭載を行うこと。
③賃貸に強い不動産屋に管理運営を任せること。
③は、あくまで満車にする確率を上げるための戦略ですが、
それでも賃貸に強い不動産屋は「インターネット広告」も充実しています。
まずは、満車にすることに全力を注ぎ、
満車になった後に次なる戦略を計画する事をお勧め致します。
《次なる戦略(案)》
①月極駐車場の2~3割程をコインパーキングとする。
※コインパーキングが周辺にあまりない地域であればチャレンジする価値は上がります。ただし、コインパーキングリース業者とエリアデータに基づいた打ち合わせも必ず必要です。
②駐車場以外の活用を行う。
●売却
●建設
●店舗貸
※リスクはあります。
お金に何も困っていない地主さんであれば問題はないかと思いますが、
ほとんどの地主さんは「不動産の赤字経営」に経済的にも精神的にも耐えれなくなります。
よって、
『たかが駐車場、されど駐車場』
という意識を持って経営して頂きたいです。
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