優秀な賃貸スタッフがいる大切さ

ズバリ、優秀な賃貸スタッフとは、

『入居希望者が本当に欲している生活環境を一緒に考えようとしてくれる』人です。

ですが、このような人がいそうで中々いないのが実情です。

なぜか。

まず、賃貸スタッフが優先的に紹介する仲介物件は、

1,自社の管理物件
2,報酬が多くもらえる物件
3,営業マンに紹介料を個別でくれる良き大家さん
4,信頼している大切な大家さんの物件

正直、この4点が主体となります。

(補足ですが、あなたが大家業を営んでいる場合、自分の物件を良くしてもらうために、大家業として上記4点の大切さを理解し受け入れることが大切です。)

基本的に賃貸スタッフは、まずはこの4点が頭の中にあり、それに入居者希望者の予算や条件に合うものを探すという作業になりです。

優先順位が、入居希望者の欲する生活環境を考えることより、予算や条件だけを見て、目先の利益である上記4点のどの物件を埋めるかを考えることが優先されるのです。

それでは、入居希望者の心は掴めません。

優秀な賃貸スタッフとは、『入居希望者が本当に欲している生活環境を一緒に考えようとしてくれる』人ということがわかりました。

入居希望者は、このような賃貸スタッフであれば安心して物件を探すことができ、成約に至る確率が高くなります。

経営者は、このような賃貸スタッフを育てなければなりません。このような社員がいるところに、入居希望のお客様は集まります。

昨今の入居希望者のほとんどが、予算に見合う家賃や場所、その他条件面などをふまえて手軽に知ることができる、『スマホやパソコン』で空き部屋の情報を検索します。

不動産会社はこの実情を良く知っていますので、広告にはどの会社も力を入れています。

少しでもネット反響(ネットを見た入居希望者から電話をもらう事)を多く頂くために、写真の見栄えを少しでも良くしたり、物件所有者と貸出す家賃設定や設備関係などをネットを見た人に興味を持っていただけるように努力しています。

大家さんも、ウォシュレットやネット無料化などが全国的に標準化している現実を知っていますので、さらに入居希望者が好みそうなリフォームをしてお部屋の雰囲気を良くしたり、お部屋の普通の電球をカッコイイお店のようなダウンライト(スポットライトを天井に埋め込んだような作りです。※写真もご参考にしてください)にリフォーム施工を施しお金をかけ始めています。

これからは宅配BOXが大切な設備の要ともなるでしょうから早い大家さんは既に取り付けている状況ですね。

しかし、こんなに努力している大家さんがいても、優秀な経営者やマネージャーがいても、現場の賃貸スタッフの質の良し悪しが入居希望者の契約率を決めることになります。

都会には、元キャバ嬢や水商売上がりの賃貸スタッフも多くいるケースがあります。
完全に個人的な見解になるかもしれませんが、水商売上がりの賃貸スタッフはかなり優秀な人が多いです。
彼らはおそらく、『相手の心理状況・考えている事を捉えようとする能力』が自然と身についているのでしょう。

私が経験した例を上げます。

県外から転勤してくる予定の新卒サラリーマンがいました。
その人は、会社が家賃負担を3万円してくれるから、自分の給料での手出しは2万までに抑えたいという希望があります。

対応した賃貸スタッフは、水商売上がりの優秀な人でした。

相手の予算だけではなく、表面の条件だけではなくて『この街でどんなライフスタイル(生活環境)を望んでいるか、どうなるかのイメージをそもそもきちんと持っている人か』を探っています。

この顧客は、自分の会社から自転車で15分圏内を希望し、家賃は5万未満(会社負担は3万円)、近くに生活環境が整っているスーパーやコンビニまで歩いて行ける距離での物件を希望しておりました。

しかし、聞けば仕事はテレワークになる可能性のある仕事でもあり、また本人は大のゲーム好きでした。
オンラインゲームで全国にちらばった友達と繋がってゲームする事が幸せだそうです。
さらに勤める会社は、毎月2回は飲み会を開くようなアットホームな職場だそうです。

そこで優秀なその賃貸スタッフは、相手の生活環境を一緒にイメージし、会話をしていきます。

『ゲームが大切であれば、遮音性の高いマンションがいいですよね。友達と盛り上がってお酒飲みながらゲームをしていると大声にもなる事もありますしね、、そして会社の飲み会があって飲酒での自転車乗車帰宅は今は違法ですから歩いて帰るか、タクシーで帰ることになりますよね。お客様の予算で遮音性の高い物件で自転車15分圏内(徒歩40分)の物件だと予算ギリギリでなんとかなるかもしれませんが、実際に住んで生活が始まると、飲み会のタクシー代に1回3,000円近くかかりますからあまり経済的にいいと言える距離ではなくなりますよね。それであれば、①遮音性が高いマンション②テレワークの事もあるのでネットが高速化されている物件③会社から歩いて15分圏内④しかし、家賃は共益費込みで55,000円。この物件がお客様の生活スタイルに合うのではないかと感じましたがいかが思われますか?』

こうして、この優秀な賃貸スタッフにより、この顧客は手出しを2.5万まで引き上げる事を承諾し、喜んで賃貸契約をしてくれたのでした。

結果的に、

相手の考えを始めから否定せずに聞いてあげて、同調し、ゆっくりと相手のイメージ力のペースに合わせて話を進めていくことで契約に至った優秀な賃貸スタッフ

のお話しでした。

この内容が全てではありませんが、入居希望者の方には、一人一人の生活感やニーズ、そして本人が気づいていない未来の生活環境が存在します。

顧客の求める予算や条件だけ聞いて物件を探すのではなく、そこの部分にもプロである賃貸スタッフはきちんと目を向け、仲介するのがプロである賃貸スタッフの仕事ではないかと思います。

不動産経営者は、

『入居希望者が本当に欲している生活環境を一緒に考えようとしてくれる』

賃貸営業力のある賃貸スタッフをたくさん育てましょう。

結果的にそれが、不動産会社にとって大切なことの一つ、『黒字運営をきちんと行うこと』に繋がります。

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