不動産 今後の融資状況(令和2年~)

今回、私自身も気になっている不動産の融資状況はどうなるのだろうと思い、
都市銀行勤務の方、地方銀行勤務の方、信用金庫勤務の方・・・約20人の役職者の行員さんに聞いたお話を、紹介します。

①令和2年~やはり融資の状況は厳しいの?

厳しいという方が多数
現状維持という方が少数でした。
さらに、今回の新型コロナの影響により【不動産や事業に関する融資(事業融資)】は一層厳しさを増すという見解です。

②融資状況はどう社会が変化すれば良くなるの?

今がある程度正常な融資環境で、以前が緩かった、とのこと。

リーマンショック(10年程前)から4年くらい融資が厳しくなり、少しずつ緩和され、2年前までは緩かったようです。

つまり、良くなるとは思わないほうがいいという回答でした。
悪いお話だけではありません。融資が厳しいのは不景気の影響が1番強く、その為、金利も低いままです。よって、融資を受けることが出来た場合の金利は低いため、不動産投資では収益が上がりやすいです。ここで大事なことは「融資を受ける方法」です。
満額融資を受けたい方、少しでも多く融資を受けて投資を行いたい方は下記記事に詳細をまとめておりますので、ご参考にして頂けましたら幸いです。

《関連記事》
👉満額融資を受ける方法
👉満額融資を受けるための計算式

③金利は上がる?下がる?

この質問は、けっこう話を逸らされました(^^;
ただ、今回の新型コロナウイルスによる世界不況により、金利は上げにくいのは間違いなさそうです。
よって、融資が受けれた場合は低金利で事業が行えるでしょう。

収益物件の融資審査の一つとして、各銀行が提示している基準金利に一定の金利を上乗せし、その金利(4~4.5%内の金利上昇リスク)にも耐えて返済が出来る案件かどうかという基準がございます。
(例)
銀行の店頭金利(2020年現在で約2.5%ほど)
よって、2.5%の店頭金利が4.5%になっても返済は問題ない投資案件や事業案件かどうかを銀行はジャッジ致します。
《関連記事》👉所得格差が生む金利低下

さらに都市銀行の行員さんは、
「今の経済状況で仮に金利が段階的に上がったとしたら、サラリーマン投資家や不動産投資家、ひいては中小企業が多く破綻してしまうと思う。」とおっしゃっていました。

④どこの銀行、どんな融資担当だと融資が有利ですか?

都市銀行の行員さんは、揃って厳しい回答でした。

当分は収益物件や投資案件は厳しいが、
融資を受けられる方の属性(預金やプラスの財産、高収入の医者や公務員)がよければ別、らしいです。

地方銀行の行員さんは、「案件にもよるし、本当は融資したいから、ノルマ意識が高い支店や行員を探すといい」とおっしゃっていました。

⑤既存の借入している金利は交渉で下げれますか?

下げているケースが増えてきているそうです。

特に、他の銀行に借り換えされる危険性を感じたら本気で動くケースが多いようです。

ただし、そもそも返済が滞っていたり、物件の赤字が目に見えていて、かつ本人の返済能力が弱いと思われたら、なかなか金利交渉は上手くいかないです。
しかし、2020年4月のコロナショックによる不況が影響して赤字であるのは、特別枠として検討してもらえそうです。
返済で生活が苦しくなったり、最悪、自己破産をするかたもおります。
ぜひ、何かある前にお金を借りている銀行へ出向き、返済方法についてご相談ください。
👉参考記事:日本政府主導~中小企業へ無利子・無担保融資

まとめ

●令和2年以降も、融資状況は厳しい。

●金利が上がるか下がるかは現状分からないが、金利が上がりにくい不況であるのは間違いない。

●都市銀行より地方銀行のほうが、何とか融資実績を作りたいと貪欲な支店・行員さんが多い。
(ただし、案件次第。)

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仕事を通じてにはなりますが、丁寧にお答え頂いた行員の皆様ありがとうございました。

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