弱体化する会社の特徴

どんな会社にも強み弱みがあります。
お勤め経験がある皆さんの会社にも『うちの会社はここが悪い所だよな~』と思う所もあるはずです。

今回は、私が見てきた中で『弱体化する会社の特徴』をまとめてみました。
既に起業されている方にも見て頂きたい記事ですが、これから起業する人には特に読んで頂きたいと思っています。

『弱体化する会社の特徴』

1,部下を好き嫌いで区別している上司が多い会社

2,挨拶が出来ていない社員を放置している会社

3,会社(事務所)の掃除をしない会社

4,上司を好き嫌いで区別している部下が多い会社

5,自分の会社で提供するべき価値を話し合わない会社

6,自分たちの仕事の価値を考えない社員の多い会社

7,笑顔が少ない会社

 
私が感じる『ダメな会社の特徴』はこの7項目の内、4項目以上が当てはまっていると思います。
おそらく皆さんの中で、『好き嫌いで区別する』という文言は頭に残るのではないかと思います。
この問題において解決する方法はたった一つだけです。
それは、『自分の家族(身内)であればどう接しているか』という観点で一度考える事です。
これが出来る人が『相手が安心して心を開いて会話しやすい人』とも言えると思います。
これが出来れば、いろんな人たちの考え方や課題に気づけます。
また色々なアイディアが集結しやすい環境にも繋がります。
つまり、会社の上層部が『社員の意見やアイディアを今後は取り入れる』と偉そうに言ったところでたいした事はおきません。どっかの本や違う会社のやっている模範となる事が集まるぐらいでしょう。
なぜそんな結果になるかは一目瞭然です。
『会社内に普段からアイディアや意見が集まりやすい環境づくりが出来ていない』という事が大きな課題であることに気づくべきです。
この大切な環境づくりをせずに『効率』を重視したスタイルを取る会社も多数あります。
例えば、会社内のアイディア・意見を社員間でしか閲覧できない会社PC内(ネット内)に『意見書』を投稿できるようにしている会社です。
昔、徳川吉宗の時代に採用された『目安箱』が現代版としてネット内に誕生したという事です。
目安箱とは、一七二一年に徳川吉宗が庶民の要求・不満を投書させる目的で設けた箱。現在でも、会社などで一般社員などの意見を募る箱にこの名を付けることがある。

今では当たり前に、『お客様のご意見箱』として企業のサービス向上や顧客の不満を和らげる効果を期待してネット内に各企業のご意見書が存在しています。
しかし、社員のアイディアや意見を終結させるにはこのシステムだけでは物足りません。

なぜなら、社員の多くの心理状況は『私のアイディアなんて会社が必要とするか分からない』というのが言い訳として蔓延し、一部のやる気がある社員のみの意見が集まるだけです。

しかも、その一部社員も自分が提供したアイディア・考えに対して会社側から何ら真剣さを感じない返答しか返ってこなければゆくゆくはその社員も静かになります。
大切なことは、『普段からアイディアが集まりやすい環境を築く意識』を会社側が持てるかどうかです。

皆さんのまわりはどんな環境でしょうか?
チャレンジしている社員を応援できる環境でしょうか?
失敗するリスクばかり強調する雰囲気にはなっていませんか?
チャレンジするという事は少なからず失敗するリスクはつきものです。
問題はそのリスクの許容範囲をしっかりと話し合い、なるべく社員にチャレンジさせる意識が強いかどうかです。その意識は連鎖します。

上司から部下、部下から後輩や同僚へ、そして会社の士気が高くなるという好循環になると私は思います。

そのような会社は自然と『会社が社会にどんな価値を提供できるか、するべきなのか』という観点と、私達個々の力でどんな価値を作り出せるかというレベルの高いコミュニケーションが蔓延します。

上司や上層部は安易に『売上・利益』の話が中心になっていませんか?
大切なことは『どんな価値を生み出し、提供できるのか。そしてこれからどんな価値を提供すべきか』という商売で最も大切な『喜んで頂くには』という事をテーマにしなくてはいけません。

数字の話ばかりになっているとあなた自身も数字でしか仕事を捉えられなくなります。
まずは、『価値(バリュー)』について真剣に向きう事です。そしてその提供する価値が1年、3年、5年、10年とどんな未来づくりに貢献できるのか、それさえ真剣に取り組んでいれば自ずと売り上げも利益もついてくるのではないかと私は思います。

『そんなことを言っても目先の利益は重要だ』こう思う人の気持ちも良く理解しています。
私も昔はそうでしたから。

ここからは個々の価値観や選択としてどの道であればあなたは自分の生き方・人生に納得がいくかというテーマだと思います。
皆さんは『どの選択肢を1番重要』としますか?

選択肢1,まずは短期的な利益を重視。それで失敗しても納得がいく。
選択肢2,まずは『喜んで頂く為の価値』、それで失敗しても納得がいく。
選択肢3,周囲に合せる。『私は給料さえもらえたらそれでいいから』それでも失敗しても納得がいく。
選択肢4,何も興味がない。どうでもいい。

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