長らく不動産業に携わっていますと、
人間の欲が原因で『机上の空論』を唱える人がおります。
『ああすればいいのでは?』
『ここはなぜこうなんですか?』
『であれば、これでいいのでは?』
とにかく、実際に自分が出来もしなければ、
やったこともないのに、自分の利益を守ろうと必死な人が『机上の空論』を使います。
物事には本質の問題や原因が必ずあります。
その本質を見極めて事業を成功させようとしない限り、必ずトラブルや新たな問題が起きます。
例えば、
『この部屋は、これくらいで貸せるでしょ!』
という大家さんがおりますが、本当に貸せると確信しているのであれば別ですが、
ただの期待願望での憶測で会話されると、現場の賃貸営業は疲れます。
そして、『この大家さん、何も知らないのに偉そうだな』
という印象を持たれます。
賃貸の営業の人達や日々現実問題と戦っている管理の現場に対して、
『机上の空論』は禁物です。
ましてや、自分のプライドのせいで人様に言葉遊びのように言い合いをすることも禁物です。
何も生まれない上、生産性も悪く、結果、自身の事業価値を下げる行為です。
信じているなら任す事!信じられないなら自分で経験し、実務に沿って会話が出来るようにする事!
不動産賃貸事業はこれに尽きます!
では、机上の空論をなくし、実務に沿って会話が出来るようになる為にはどうすればよいか。
このことについては、前向きな考えであるため、出来る人に協力を促しましょう!
『現場を知っている人と、小まめにコミュニケーションをとる』
このことからスタートしてもいいのではないでしょうか。
大家さん、ご注意ください。
屁理屈ばかりこねていると、賢い不動産屋に見切りを付けられます。
あなたの2手、3手先を見ている不動産屋もおりますよ。
3手先には、『この大家とは付き合いをやめる』というオチになっても大丈夫な準備が出来ていますか?
不動産管理業は慈善事業ではなく、また一生継続する義務もありません。
どんな契約書を作成しても、法律では長期間縛れる法律はありません。
反対に、不動産業の現場の人たちにも同じことが言えます。
『この大家さんはいい人で、適当に言っても信じてくれるし、金払いもいいから楽だ』
なんていう、人様を馬鹿にした仕事をしてはいけません。
そもそも人として、誠意を欠いた言動は禁物です!
大家さんもリスクを背負って管理会社に頼っているのですから、無下にしてはいけません。
誠実であるか、日々自分に問いかける人こそ立派な不動産屋ではないでしょうか。
本日は『机上の空論・言葉遊びは禁物』そして『誠実さの大切さ』について偉そうに書かせて頂きました。