最近では、
『いくらで部屋を貸出すのが妥当なのだろうか?』
『家賃をいくらで募集すれば反響がはいるのだろうか?』
という、賃貸物件の原点のような会話に驚いている大家さんもおります。
一括借上げ(サブリース契約)によるアパートマンションを所有している
物件所有者(物件オーナー)も同じことが言えます。
サブリースではなく、一般的なアパートとして運営した場合に、
いくらであれば入居者は契約し、住んでくれるのか。
この賃貸経営の基礎を理解していないと、
不動産業者やサブリース業者と会話が合理的に進みません。
例えば、
『不動産鑑定士や不動産鑑定システムを利用し、相場の家賃を知る』
というのも一つの手段としては有効ですが、
実務的には、この方法は最適ではありません!
1番大切なことは、
『あなたの近所の賃貸物件は最近ではいくらで入居者契約が取れているのか』
を知る事であり、
そして、
『いくらで募集しすれば反響が来ると思うのか』
を、よく知っている、賃貸のプロに確認する事です!
あなたが、どんなに
『この部屋、物件であれば●●万円で貸せるはず!』
と、豪語しても、
現場のエリアをよく知っている賃貸のプロからすれば、
『いやいや、その家賃では中々決まらないよ』
と思っているケースも多いです。
何カ月空いても関係ない!問題なし!
という物件所有者や大家さんであれば、
自己責任として処理すればよいでしょうが、
大抵の大家さんは『借金』があります。
よって、
何カ月も空き部屋を作る事は死活問題となります。
サブリース業者にも同じことが言えます。
サブリース業者は、1棟丸ごとを借上げて賃貸の運営管理を行い、
利益を上げなければ成り立たないビジネスモデルです。
よって、
物件オーナーに支払っているサブリース料(一括借上賃料)よりも、
安くで入居者に貸出すと、赤字となります。
近所の物件相場家賃をしらべ、
本当に貸し出せる家賃の8割くらいで借上げる為、
物件オーナーもサブリース賃料が下がる事は当たり前に存在します。
ここ数年では、
『お宅から借りている物件の収支が、近隣からすると家賃設定が高く、
弊社は赤字となります。近隣相場に合わせたサブリース賃料の利率までお支払い賃料を下げさせて頂きます。』
という、サブリース賃料についての交渉が多発しております。
反対に言いますと、
賃料を下げても、まだ借りて運営したいという事です。
でなければ、
何かしらの理由をつけて、
『サブリース契約を解約させて頂きます。』
という通知やお話が届くはずです。
(現に、サブリース解約の通知は今年に入り増えているそうです)
いずれにしましても、
『自分の物件の相場の家賃を知る』
という事は、基本中の基本となります。
【現代社会問題や時事ニュース】を不動産屋の視点より記載しています。
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