ベーシックインカム制度について、
何が良くて、
何が課題なのかを自分で考えた結果、
以下のようにまとめております。
※ベーシックインカム(英語:basic income)とは、
最低限所得保障の一種で、
政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策。
基本所得制(きほんしょとくせい)、基礎所得保障、基本所得保障、最低生活保障、国民配当とも、また頭文字をとってBI、UBIともいう。
例えば、現在、家族4人で暮らしているご家庭があるとします。
国民一人当たりに8万円(4人で32万円)を毎月国が支払います。この支払には所得税や住民税は課税しない、純粋な『生活費』として、0歳児からその個人が死ぬまで一生貰える権利金が『ベーシックインカム制度』です。
このような制度があれば、今回のような外出規制の出来事が起きても、多少の困難があっても最低限の生活が出来そうなイメージが湧きますよね!
しかしベーシックインカム制度を導入した際に大きな問題が5点あると私は考えます。
その問題点の解決策も提案します。
少し長くなりますが、読んで頂けますと幸いです。
問題点① 予算の問題
国民一人に8万円を配るという事は、1.2億人いる日本において毎月『9.6兆円』の予算、年間で『115.2兆円』の予算が必要になります。
ちなみに年金制度を廃止すると、国から年金受給者に支払われる毎月の年金支払いがなくなる為、『年間51兆円』の支出がなくなります。
ただし、毎月年金を収めている側(60歳未満の労働者)の支出が年間で『約48兆円』ありますので、どちらにせよ『ベーシックインカム年間予算115.2兆円』を作り出す事が必要です。
問題点②
年金受給者とこれから多く年金を貰える予定の年金受給者が反対する
これは確実に反対してくるでしょう。
『私はここまでいろんなことを我慢してきて、懸命に勤めて来たのに、一生懸命に働いてきていない人間と一緒にされたくない。しかも厚生年金と国民年金の合計で個人で毎月24万円は貰える予定だったのに、毎月8万円に減るなんてあんまりだ』という具合で高額に年金を貰っている、また貰える予定の人達(約1000万人)は猛反対するのではないでしょうか。
ごく一部、お金持ちで心が豊かな人は賛成してくれるでしょうが、中々現実は厳しいです。
問題点③ 金融の問題
現在、生活保護受給者(毎月約10万円)に、生活保護費用を担保にお金を貸している金融業者(銀行やサラ金、闇金など)がいます。
ベーシックインカム制度が確立した後にこのような状態を野放しにしてはいけません。
問題点④ 教育の問題
問題点③の問題と連帯して解決を図る必要がある問題です。
問題点⑤ 仕事に対する考え方と行動が変わる
おそらく、一部の大人たちは、
『最低限のお金を0歳児から給付する制度を取ったら働かなくなる人間が増える』と意見をする人も出てくると思います。
以上になります。
長い記事となってしましました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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