金融機関より借入をしている自宅や不動産をご所有されている人も
多いかと思います。
皆さん、今が返済金の利息額を下げるチャンスです!
昨年末より、各金融機関の行員さんと打ち合わせをする機会が増えました。
きっかけは、不動産を購入したい人、売却したい人の相談に対して、
金融機関の考えを聞きに何度も訪問した事です。
金融機関(銀行等)は、新たな融資契約を取るよりも、
現時点で借入がある自宅所有者や不動産の所有者から自分の銀行に借り換えをしてもらうほうが、銀行内の決済(稟議承認)を取得しやすいそうです。
もちろん、各銀行さんが返済の借換えを引き受けたいと思う人や物には
諸条件があります。
●今まで一度も返済を滞ったことがない人
●職業が安定している人
(公務員・医者・上場会社社員・地元有名企業在職者)
●エビデンス(科学的根拠)がしっかりしている人
(預金が数百万以上はある人、担保となる物を所有している人)
●生活基準を満たした収入を得ている人
(計算式:生活同居人数×110万円以上の年収を得ている人)
●他に怪しい借入金がないと証明された人
(金融機関は顧客を信用照会で調べます。
黒なら名前が載っているため借換えや新規融資は不可です)
●建物が昭和56年6月以降の物
(地震の耐震基準を満たしている建物)
●建物に瑕疵がないもの
(建築士の調査報告書で問題なし、という記載があればOKです)
●修理修繕が適切に行われている建物である事
(修理が必要な箇所を適切に修理しているかどうか)
以上となります。
今は、不況による社会状況により、
ほとんどの金融機関が住宅や投資物件の『新規融資』に対して、
とても慎重で、審査基準も厳しいです。
銀行だってお金を貸して利益を上げる商売ですので、
融資はしたいのです。
しかし、自分の銀行内の審査基準を満たさなければ融資は出来ません。
よって、そもそも融資がされている物件を実績のある物件と評価します。
新規融資よりは、銀行内の稟議(決済)を通しやすいという事です。
今、返済金額(金利)が高いと思っている人は、
いくつかの金融機関に相談に出向くのも一つです。
借入金3,000万円の20年ローンで金利が2%の場合、
他の銀行で1.2%の金利で借り換えが出来るとしたら、
毎月の返済額は、約1万円も下がります。
(シミュレーションをされたい方はこちらを⇨ローンシミュレーション)
気をつけなければいけないのは、
借換えをする際には、新しく抵当権(借金の権利)を銀行が設定する必要がある為、不動産登記費用がかかります。
あと、新しい銀行さんとの契約にかかる印紙代。
3,000万円の借換えで必要となる総費用は、ざっと75万円くらいです。
(詳しくは、こちらをご参照ください⇨借換えの価格)
皆さんも、固定支出について見なおしてみましょう!
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