最近の経済トピックスの大きな目玉としては、日本において従来の『年功序列型』の日本型雇用から、ドイツや欧米の『ジョブ型雇用』に変わろうとしている企業が増えそうだという事です。
日本型雇用は、入社してから退職するまで同じ会社で勤めあげる雇用形態です。なんだかんだで、この『日本型雇用』にすがる人の割合は平成から令和にかけて右肩上がりの伸びを示しています。
2008年のリーマンショックや、今年2020年の新型コロナウイルスによる不況が大きな原因だと言われています。
日本型雇用は年齢を重ねるにつれ賃金が上がります。
せっかく雇っているため、会社は社員に仕事を割り振ります。
一方で『ジョブ型雇用』は『仕事の内容』に誰が適任かを絞り、仕事を与えます。与えられた人は求められている成果を結果として残す仕組みです。
簡単に言いますと、
日本型雇用は『人に仕事をつける』仕組みであり、
ジョブ型雇用は『仕事に人をつける』仕組みになります。
この仕事は誰に任せると求めている成果に繋がるかを逆算します。
つまり、これからの社会においては『自分は⚫️⚫️の仕事であれば成果を確実に出せる』というスキルを身に付けなければ仕事を頂けないという事になります。
例えば、
⚫️⚫️マンションの部屋を入居者に喜んでもらえるようなリフォームをしたい。予算30万円だが、誰に任せたら(依頼したら)確実な成果が出せるだろう、
というふうに『結果(求めている成果)から逆算』で適任者を探します。
また、『新しい仕事を作り出す』事を依頼する(相談する)のであれば誰が適任だろう。という高度な依頼も増えるでしょう。
おそらく数年もしないうちに『ジョブ型』はいろんな場所で主流となり、個人の持っているスキルが、市場に求められているかどうかがはっきりと浮き彫りになると思います。
またジョブ型の特徴としては、『時給⚫️⚫️円』『1日⚫️⚫️円』という形式はありません。あるのは、『この仕事は⚫️⚫️円』といった完全成果型の報酬形態になります。
スキルを磨き続けている人や自信がある人にはいい時代が来ました!
しかし、従来型でしか存在価値を示せない人達にはとても厳しい時代の入り口となります。
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