世界で新型コロナ治療薬開発、早ければ今秋にも?

一般的に、新薬をゼロから開発し実用化するには10年近くかかるようです。

既存薬は安全性確認など時間のかかる作業が終わっているため、短期間で薬として使える可能性があります。有効性を証明できれば2~3カ月で使用できる場合もあるようです。

そこで世界各国の製薬会社は既存薬を転用することで開発期間を短くし、早期の市場投入を目指しています。

アメリカの医薬大手『ギリアド・サイエンシズ』は、エボラ出血熱の治療薬候補だったレムデシビルが新型コロナ重症患者の回復につながったとリポート。
レムデシビルは、エボラ治療薬として有効性が低いとして開発が中断された薬。

ギリアド・サイエンシズ』は、5月にもレムデシビルの初期治験データを得られるとしています。
有効性が確認出来れば、米食品医薬品局(FDA)に対して承認を申請し、早ければ夏にかけて米国の医療現場で使える、との見方が出ています!

一方、『富士フイルムホールディングス』のアビガンも別の病気の治療薬として開発されていました。
アビガンは日米で治験を開始。
最短で6月末までに治験を終え、早ければ年内にも市場に投入できる見方が出ています。

レムデシビルアビガン、いずれも新型コロナウイルスが体内で増殖するのを防ぐ効果があると報告されていて、早期に市場に出てくる可能性があり、私たちにとっては大きな希望の光ですね。

新型コロナ特有の症状が、重症の肺炎。
その肺炎の重症化を抑制する効果があるとされているのが、リウマチ治療薬なのだそうです。

『スイス・ロシュ』のアクテムラ
『フランス・サノフィ』などのケブザラ
が、リウマチの新薬。

アクテムラ4月から治験をスタート9月までに治験終了を見込んでおり、アメリカで今秋の承認を目指して動いています。

ケブラザ治験は2021年3月に終了見込み、承認は来春以降になるとの観測があります。

コロナから回復した患者の血液成分での治療薬も試されており、『武田薬品工業』がアメリカ『CSLベーリング』と組み開発を進めています。こちらも年内の実用化を目指しています。

新型コロナウイルスの治療薬開発に、各国の製薬会社が昼夜問わず励んでくださっています。
本当にありがたいことです。

私たちにできることは、感染を拡げないようにすること、予防をしっかり行うこと。今は我慢の時。

去らない危機はないと信じ、世界中の人類が手を取り合ってこの新型コロナによる苦境を乗り越えていきたいですね。

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