本日は、賃貸物件によくある『水漏れ』について記載致します。
水漏れの要因は主に『配管の亀裂』『配管がずれる』『配管自体とパッキンの劣化』の3つが要因です
最近では、寒暖差による配管の亀裂も多いのが特徴的です。
数日は暖かく、急に氷点下の気温になると寒暖差により配管が凍結し、配管の接続部やパッキンが割れて水漏れが起きる事が多発しています。
パッキンとは⇨配管のつなぎ目から水漏れを防ぐための締め物※下記写真を参照ください
他にも、『トイレのつまり』が原因で排水から水が漏れたりするケースもありますが、
正確には『トイレのつまりが要因で配管の接続部やパッキンが割れる』という現象が多いようです
最近は『地震』による影響によって、配管接続部が『ズレる』という現象も起きています。
『なんか最近になって異臭がするな』と思ったら、トイレかキッチンか洗面化粧台の配管がズレていたり、配管のつなぎ目(パッキンや保護パット)に亀裂や劣化が起きている可能性も高いです
なるべくならトイレの漏水を防ぎたいのは誰もが思う事ではないでしょうか
ここで、一つの対策をお伝え致します。
築年数が20年を超えた段階で、トイレ排水の接続部(排水口接続部とパッキン)を交換する事をオススメします。
特に、築古になるとリフォームやリノベーションをする大家さんも増えますが、『トイレを丸ごと変える』というリフォームをする大家さんは少ない傾向な気がします。
トイレを丸ごと変えるのが嫌でも、トイレ下の排水口接続部は交換しておかないと、見えない部分が劣化を続け、せっかくリフォームした部屋も漏水事故が起き、結局は余分な費用と負担を強いられます。
トイレ下の排水口接続部の劣化をほっておいた築30年のトイレはこちらです
ここまで劣化が激しいと、徐々に水漏れします。
もし、この部屋が上階であれば下の階に住む人の天井から漏水の水が流れ込みます。
こうして水漏れの被害は拡大していくのです。
※下の階に水漏れした場合の参考写真
多くの水を含んでいるため、天井はブヨブヨ状態です。
天井の中には電気配線も多くある為、感電の危険もあります。
トイレ排水口接続部は築20年を超えたら変える必要があると思っておきましょう!
交換後の写真はこちらです
急な対応を業者に手配すると、中には10万円以上を請求してくる方もおります。
事前に計画的に実施すれば、5万円程で済みます。
トイレの排水口接続部を交換するのは『水漏れが起きた時』ではなく、
築古になれば、計画的に実施するという事を大家さんは事業計画の支出に組み込んでおくことをおススメいたします。