資産運用の本質とは

本日の記事は資産運用に関する記事をご紹介したいと思います。

資産運用と言えば、証券(株)、金や宝石の現物取引から先物取引、為替、事業投資と幅広く使われております。
皆さんの中には、資産運用と言えば、『投資信託、株や不動産、確定拠出年金、配当付の事業投資』が一番身近に感じるのではないでしょうか。
ここで少し整理しまして、大きく分けますと『資産運用には2パターンしかない』という事です。

一つ目は、自分のお金を誰かに運用してもらう投資(資産運用)です。
投資信託や確定拠出年金の運用利益は自分の力でコントロールできません。
どの商品を選ぶかがポイントなります。

また、自分の選択で購入する株や不動産においても本業でない限り、自分自身の力だけではコントロールがしにくい資産運用です。
株式会社Aという会社の株を自分で購入したとして、いつまでにどれくらいの利益が見込めるのかは予測しかなく、最悪は会社の倒産による株の無価値もあり得ます。
不動産投資もそうです。いいと思って購入した物件の不動産会社の賃貸力が弱ければ、空室期間が長くて毎月の借金返済に苦しむ事もあり得ます。

二つ目は、『自己投資』による資産運用です。
例えば、自分の将来的な収益を伸ばすために会社を作る事や、興味がある会社を購入しオーナーとして事業を持つという事です。

どの資産運用も良し悪しがありますので、『今の自分に合っている投資は何か』『失敗しても自分が納得いく投資は何か』という視点も大切だと思います。

よく周りから『資産運用の時代だから株や金を保有しておいた方がいいかな?』という相談を受けます。私は株や金取引のプロではないため、『それがあなたにとっていいのか私には分かりません』とストレートにお答えしております。
大切なことは、『何のために投資をしたいのか、人にコントロールしてほしいのか、自分でコントロールしたいのか、そしてその投資資金の原資はどれくらいで考えているのか』と言う点です。

数億円以上もある人は、資産運用のプロ(有名銀行や証券会社等のコンサル業者)が勝手に営業に来るのではないでしょうか。
問題は、預金1,000万円未満の庶民です。現金は少ないが老後の不安や将来不安はとても大きい人達です。この問題には私も当事者として参戦できるのでしっくりきます。

私の場合は、人に任せる資産運用よりも『自ら事業を行い、誰かの生活を豊かにする仕組みを作り、自らの利益も生み出す』という事が私の資産運用です。

例えば、預金が少ない人にはいきなり不動産投資で大きく利益を上げる行為は中々容易ではありません。玄人の情報網や知識、行動力には到底及ばないでしょうし、何よりも判断する能力が備わっていなければ危険な投資ともなり得ます。

ですが、ある程度の知識と行動力、判断力を備えている人から勉強することは可能ですよね。
怪しいセミナーに行く必要もありません。例えばですが、本サイトのように無料で実務経験を記事にたくさん載せているブログも多いです。そのような無料記事をたくさん読んで、どれが自分にしっくりくるのかを吟味するのも有りだと私は思います。

書店に行って、資産運用の本を見て勉強する事も良いと思います。
信頼できる資産運用を行っている人にたくさん経験談を聞く事もいいでしょう。
その際には、成功例だけではなく、多くの失敗例を教えてもらう事をお勧め致します。
経験値が高く、能力のある人は必ず『失敗例』がたくさんあります。
チャレンジをして小さな失敗をたくさんするから経験値が上がるのですから。

昔、母から『私も金融の知識を付けたいから日経新聞を取ろうと思う』と相談がありました。
当時の私は日経新聞を取っていたので、『たまにまとめて読んだ新聞を持っていくよ』と伝え、実際に渡していました。
数カ月が経ち、私は母に『新聞を読んで何か変化があった?気になる事とかあった?』と尋ねました。
母は、『全く何のことかさっぱり分からない。毎日いろんな企業がいろんなことをしているのは分かったけど、新聞を読んで金融の知識がつく気がしない』こう言っていました。

このお話は意外とたくさんの人に当てはまるかも知れないと私は思いました。
そもそも日経新聞は金融の知識を付ける為の物ではございません。
世の中の流れを『自ら考える力』によって、学習する為の情報誌です。

世の中の流れを考える事は難しく考える事だけではなく、『遊び心』が重要だと私は思います。
例えば、なぜ日本はこんなにNISAを推し進めたのでしょうか?
なぜ一般国民が株を購入しやすいように政府は誘導したのでしょうか?
多くの国民が株等に投資をすることにより企業にお金が集中し、企業は国民の生活を豊かにするためのサービスや技術にそのお金を投資でき、国民は生活が豊かになるという連鎖を国は期待している。
これは、半分正しいとは思いますが、あと半分は『権力者の都合の良い建前』だとも思います。

日本に金融知識が広がり、『投資をする癖』をつけさせて日本の親会社であるアメリカ資本の外資系企業が利益を上げる構造にも繋がります。
アメリカやイギリス・フランス等の先進国は『日本国民の預金率の高さと勤勉さ』を担保に日本と仲良くしているのですから。

とはいえ、何も投資をしなければ資産は増えず労働対価でしか生活が出来ないのも事実です。
ではどんな投資が自分に合っているのか、自分が納得いくのか。
これからの日本における金融教育には『倫理観を大切にした資産運用』について経験値の高い専門家を講師として活用する必要があると私は思います。

投資も、事業も、チャレンジには全てリスクがつきまといます。
しかし、そのリスクを過大評価せずに、『どんなリスクなのか』という事を知り、
『そのリスクは自分の許容範囲なのか』という経済面と精神面の両方を自ら検証することが重要です。

今年は、私も小さいながらもう一つ事業をしてみようと計画中です。
今後、いいのか悪いのかも含め皆様に実務経験としてご紹介できるようになるまでチャレンジをし続けたいと思います。

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