部屋の軽微な補修作業(実例)

入居者の退去後に1日でも早く次なる入居者さんに住んでもらうためにルーム清掃を入れる。
この時に、一部クロスが剥がれていたり、玄関ドアの錆が発生していたり、キッチンコーナーにしつこい錆と水垢がこびりついていたりするケースは多々あります。

本日はそんな時に『軽微な補修』による原状回復作業をご紹介させて頂きます。

まずは補修が必要な「一部、剝がれているクロス」のお写真です。

よくあり得る状態ですね。
住んでいた入居者が物をぶつけたり、何かでこすってしまいクロスの一部がはげるという現象です。

軽微な補修でお金を極力かけずに済ます場合には『クロス塗装』がおすすめです。
ホームセンターなどで、『クロスや壁紙用の塗装液』が販売されています。
注意点としましては、クロス塗装を行う前には必ず『ゴミやほこりを取り除くために軽く綺麗に拭く』という作業を行ってください。
私のおすすめは、『一度綺麗にふき取り、次に抗菌作用のあるエコ洗剤で2度拭きをする』という事です。
そして、30分から1時間程は乾かすために放置します。
乾いた後に剥がれたクロスの一部に同色の塗料を塗ります。
塗料を塗ってから1時間程放置(乾かす)した後に、最後にもう一度エコ洗剤で軽く拭きます。
※最後にエコ洗剤で拭く理由は抗菌作用を高める為です。

『この一連の作業後の補修後のお写真です。⇩』

既にどこが剥がれていたのか分からないくらい馴染んでいますよね。

鉄部(玄関ドア)の錆も軽微な物であれば2時間程で補修できます。
『軽微な補修前の写真』

少しですが、錆があるのが分かりますよね。

こちらは、『錆取りの薬剤』を塗ります。10分ほどで錆が取れます。
そのあとに、綺麗にふき取り、『錆止めの塗料』を塗ります。
この錆止めの塗料を塗らずに塗装すると、また早い段階で錆が出てきますので大切です。

錆止めをぬってから1時間程は放置(乾かす)してください。※冬であれば2時間くらい。
その後に鉄部用の塗料を塗ります。

『作業後の写真👇』

少し、『なんか塗っているな』と感じる程度の仕上がりですね。
腕の良い職人さんであれば全く分からないように出来るのかもしれませんね。

ちなみに、先程のクロス一部補修と玄関ドアの軽微な補修作業に要した時間は『3時間程』になります。
これを業者さんに依頼しますと、安くても1万円、相場では1万5千円くらいはします。
おそらく、作業にかかる材料費とその場に拘束する時間の費用(人件費)がかかる事が要因です。

本日は『軽微な補修』のご紹介でした。

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