不動産売買において、決済にかかる時間の無駄に疑問を持つ人も増えてきました。
不動産売買における決済とは?
不動産の売買契約を締結したあと、早ければ1ヵ月内、遅くとも半年以内には
売買契約取引が完了する事が多いです。
最後の取引が完了する日を「決済(けっさい)」と呼びます。
決済の際には、売買代金の全額もしくは残額を買主が売主へ支払います。
同時に、売主は買主へ物件(土地・建物等の不動産)の所有権を移します。
これが俗にいう決済となります。
他にも、決済の時には『固定資産税・都市計画税の支払い清算』や、
賃料等の清算も同時に行います。
この売買取引における決済のスピードは、
努力すれば約30分未満で完結出来ます。
しかし、どうじても時間を要する事は、
「買主が売主へ支払う売買代金の振込業務」です。
前もって買主は金融機関との調整や支払い(振込)に関わる手続きを済ませておかないと、
30分で済むところが、1時間~2時間と時間を無駄に費やすことになります。
売主や仲介業者もとても疲れます。
前もって準備を完了しておいたとしても、
金融機関の振込作業には30分ほど時間を要する事が多いです。
この金融機関の努力は、金融機関にきちんと改善してもらわないといけません。
時代は令和!
そろそろ日本の金融機関はこの決済に伴うスピーディーな作業を努力して頂かないといけません。
また、売主は不動産に抵当権(借金の登録)が付されているケースが多いです。
この抵当権を消す作業を「抵当権抹消(ていとうけんまっしょう)」と呼びます。
売主は、この抵当権抹消に必要な手続きを決済の10日前には完了させておかないと、
当日の決済の際に慌てる作業を行う事もあります。