全国にアパートマンションをサブリース(一括借上方式による転貸事業)による運営をしている企業により、
賃貸の市場のおいて値崩れがおきてきました。
東京の一等地など、一部の地域を除きますが、
ご自身の物件から徒歩10分圏内に複数のサブリースアパート・マンションがある地域は、
貸出家賃の下落の影響を受ける可能性が高いです。
(自分の物件から徒歩10分圏内・地方の田舎では車で5分圏内)
※一般管理物件の数(棟数や部屋数)と比較して、10%以上の割合でサブリース物件が存在しているかどうか。
通常、不動産賃貸会社は、
「近隣の相場観を、ネット上で貸し出しているお部屋の間取りや価格を日頃より気にしております。」
その募集家賃が、
「最近、この間取りの物件は家賃を下げてどの不動産屋も募集しているな」
と感じた段階で、大家に値崩れの報告をすることもあります。
入居者も、コロナ化の影響により、不動産賃貸物件をじっくり調べている人が増えており、
「いかに安く、いかの条件の良い物件はないか」
という観点で探る傾向が目立ってきました。
この入居者の消費行動は、いわゆる「市場のニーズ」となる為、
不動産賃貸業者は一番にこの顧客ニーズと向き合うことを嫌でも選択しなければいけません。
最近のテレビ番組の傾向でも、
「飲食やスイーツ」の番組が増えたと思いませんか?
これは不景気の証明だと私は思います。
高額な物の番組は、庶民はそこまで現実的に感じない為共感できません。
しかし、飲食やスイーツ、お酒など日常にそう番組であれば、ついつい見てしまう傾向だそうです。
テレビをよくみているのは庶民が多い為、この庶民のニーズに報道屋は寄り添うのでしょう。
さて、話を戻しますが
「サブリース業を営んでいる企業の物件が近隣に多いかどうか(一般管理物件と比較しておおむね10%以上)」
これは気にする必要があります。
そのサブリース会社は入居者獲得のために躊躇なく条件を入居者向けにたくさん用意して募集いたします。
これは一般管理の大家さんにとってとても大変なことです。
家賃を下げる、他の条件(フリーレントや家具家電の設置、ウォシュレット、インターフォン、ネット回線)も
どんどん良くしていかないと市場においていかれます。
空室でも問題ないという財力や考えの大家さんは気にしないでしょうが、
普通に大家業をしている人の大半は借金をして物件を建てたり、購入しています。
その為、この賃貸市場の値崩れはとても苦しい現実です。
最後に、賃貸物件の家賃下落防止対策や賃貸経営の対策記事を添付して今回は終わりに致します。