サブリース(借上げ)契約という言葉をよく耳にする機会が増えてきました。
サブリース契約とはいったいどのような契約形態なのでしょうか?
一般的には『借上げ契約』とも言います。
その名の通り、
『一定の賃料で物件全部』もしくは、
『一室単位で物件の一部』を定額賃料にて借上げる仕組みです。
例えば、
1階がテナント、2階~3階が住居用のマンションだとします。
サブリース業者は、ビル所有者よりまとめて1棟を借上げて、
借りている賃料よりも高い賃料で、第三者の入居者へ貸し出します。
一見、うま味がある仕組みに感じますが、
サブリース業者にもリスクはあります。
第三者の入居者に借りてもらえなかったり、
入居者が家賃の滞納をした場合には、家賃が入りません。
その上、ビル所有者には毎月定額の賃料を支払わなくてはいけないというリスクが毎月生じます。
他にも、
入居者が事件を起こしたり、
自殺をしたり、事件に巻き込まれたり、
とにかく、管理トラブルも引き受けるはめになるケースが多いです。
よって、
小規模事業者がサブリース事業に参入するのはリスクが大きいです。
大手であれば、
1,000棟の借上げ物件のうち、
数%(40~70棟程)が問題物件で、
残りの90%以上が優良物件であるなど、
数の原理を活用して初めて利益を生み出し続けれます。
では、
小規模事業者がサブリース業に参入するにはどのような方法があるでしょうか。
まず、
リスクを極力負わなくて良い方法を考えるべきです。
例えば、
駐車場のサブリース契約は小規模事業者も参入しやすいです。
ある地域では、1台2万円で確実に貸せるエリアがあるとします。
月極駐車場として10台とめられる敷地を借上げるとします。
10台×2万円×(70%~85%)の計算であれば、
毎月、3万円から6万円程の利益が見込めますね。
ポイントは、
『サブリースをするエリアの特徴をよく知っている事』
それに、
ある程度の賃貸力(ネット広告の活用や地元不動産業者との連携等)
が必要です。
こんなおいしい話ってあるの?
と思うかもしれませんが、
地主さんの中には、
『毎月、入ったり出たり、手続きを含めてめんどくさいからお宅でまとめて借りてほしい』
という方もおります。
特に、
めんどくさがりで、
その土地から遠くに住んでいる地主(遠方の地主)さんによくある傾向です。
では、
実際に『サブリース契約』と『一般管理契約』での不動産運営は、
どちらのほうが良いのでしょうか?
詳しくはコチラをご参考ください
⇒『サブリースと一般管理はどっちがいい?』
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