夏のボーナス 格差広がる

コロナショックの影響により、『給料やボーナス』が減額となる人もいれば、増額となる人もいます。

JAL(日本航空)は役員の夏のボーナスは無し、社員には最大で15万円の特別賞与(ボーナス)という形になりました。
航空会社や鉄道会社は、コロナショックによる人の移動制限を設けられており、売上が8割近く減少したことから、この夏はとても厳しい結果となりそうです。
そして、第二波が影響すれば、年内はさらに厳しくなる可能性もあります。

上場企業のうち、約6割は赤字決算となります。
よって、夏のボーナスは前年度よりも減額される企業が多いです。
ボーナスだけではなく、給料の減額も見込まれます。

ただ、『巣ごもり消費』で売上を上げた企業(ゲーム・娯楽、動画サイト、ネット通販、大手家電メーカー、スーパー等の小売店)は、夏のボーナスは増額となりそうです。この新型コロナの中、日々忙しく働いていたのですから、給料も増額となっている企業が多いです。
割合で言いますと、全体の2割ほどの企業が黒字決算となります。

残り2割の企業は前年と比べてもあまり変わらない企業が多いです。

今回のコロナショックにより多くの人が考えさせられた現実があります。
まず、今やっている仕事は『本当に自分がしたい仕事なのか』という事です。
テレワークなどの在宅勤務を経験された人や、人との接触が不可能となった為に仕事が停止している接客業がメインの人など、考えるには充分な時間があったと思います。

また、今後は『自分の手取り金額』がどんどん下がる傾向にある業種や企業と上がる傾向にある企業との差が広がってきそうです。

不景気になりますと人気が出る業種の1位は『公務員』です。
給料やボーナスの大幅な減額が起きにくいからです。
ただ、大幅な増額もない為、安定はしているけど稼ぎたい人には物足りない業種となります。
とはいえ、40歳くらいの国家公務員での夏のボーナスは平均70万円(手取は55万円程)くらいは貰えます。地方公務員も国家公務員と比べて5~8万円程しか金額は変わりません。

続いて人気なのは『体力がある優良企業』と『医療系』です。
体力があるとは、お金や資金が豊富な企業という事です。
今回のような事態となっても、従業員の給料やボーナスをきちんと支払う体力があるかどうかがとても重要です。
優良な上場企業にお勤めの40歳の人で、夏のボーナスは平均110万円(手取は90万円程)くらいです。

『医療系』は、需要の安定もあり、昔から人気が高いですよね。
『看護士』『理学療法士』『作業療法士』『介護福祉士』を目指す人はとても多い傾向です。
医療系のボーナスはまちまちです。雇用の契約状態により違います。
例えば、夜間専用の看護士で『バイト』のような契約をしている看護士も多いです。夜間であれば「夜勤手当」がつきます。ただし、『派遣看護士・バイト看護士』のような人にはボーナスはありません。

ボーナスが出る医療系と言えば、『大学病院』や『市立病院』などの大きな総合病院勤務の人達です。
24歳からずっと同じ病院に正看護士として勤めている40歳の看護士さんで平均70万円くらいはボーナスの支給があります。

これからの賃金に差が開く可能性としては、知的財産(無形資産)を持った人や企業が裕福になる可能性が高いです。Aiの進歩に伴い、プログラミングやインターネットの技術者、開発者は特別な存在となるでしょうし、今の子供たちが大人になる頃にはこのような特別な存在が当たり前の時代となっているのでしょう。

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