社員や従業員の『声』を株購入の指標としている投資機関が増えてきている。
今後は、個人の株投資にも大きな影響を与えそうだ。
数多くの投資機関会社は、「従来の株価指標や経営状況では、投資判断が難しくなってきている。経営陣と社員の考えや生産意欲が合致してるかどうか、また、経営陣の話やビジネスについての考えは現場とマッチしているかどうかが投資判断としても重要になってきている。」と発言。
企業の従業員満足度を測るデータの一つとして、『オープンワーク』という社員口コミサイトがある。社員の士気や風通しの良さ、待遇の満足度などを従業員から寄せられた情報を元に点数化する。⇒参考:👉『オープンワークのサイト』
口コミを見ると、『手をあげればチャレンジさせてもらえる』『上長に対しても自分の意見を言える』などの評価がある。
USAヘッジファンドや機関投資家などが活用しており、オープンワークには詳細データへの問い合わせが寄せられている。
このオープンワーク評点が高い企業では、日経平均を上回る株価上昇率も目立つ。
実際に評点が高い39社の2月末以降の株価を調べたところ、日経平均を上回った。
さらに、株価の落ち込み幅も小さい。
今の投資市場では、『現場の本当の声』と『経営陣の理念や考え』が本当に合致しているかが重要な投資判断の一つとなる。
景気の悪い時にこそ企業が持つ潜在能力を測る指標として、経営陣の理念が社員へ浸透しているか、社員がこの会社で働いていることを誇りに感じているかが株購入の判断としてとても重要だろう。
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