FP(ファイナンシャルプランナー)と言えば、家計に関わる保険・税務・資産運用などのエキスパートとして人気の高い職業です。
金融業(銀行や投資会社)に所属するファイナンシャルプランナーや保険会社に所属するファイナンシャルプランナーが主に主流だと思います。
当然、国家資格レベルくらいは取得しておかないとFPと名乗ることはできないですが、資格と同様に大事なことは実務能力です。
どんな資格でも、取得して終わりの方と日々勉強や経験を積んでいる方では天と地との差があります。
やはり、実務能力がなければ顧客に喜んで頂くことは出来ませんし、何よりビジネスとして成立しづらいです。
2008年~20012年までのリーマンショックの影響による不況時には、証券や債券、不動産をご所有の方にFPが多く求められた時代でした。
私がFPの国家資格を取得したのも、このリーマンショックがきっかけの一つです。
資格を取得した当初は、「これでFPの仲間入りだ」と豪語しておりましたが、なんともお恥ずかしい過去で、実務能力が弱かった私の存在には価値が低かったのはたしかです。
FPの仕事で大事だと感じていることは「倫理観を持った家計のエキスパート」であること。
つまり、顧客それぞれの要望や不安、将来への思いなどをくみ取り、顧客のペースで一緒に準備する事です。
当時の私は、自分の利益中心で、「相続税対策」や「争続対策」、将来の副収入の確保を武器に不動産営業にFPを活用しておりました。
あの時の私は、顧客のペースを無視してはいないものの、ほとんど自分のペースに誘導していたのは事実です。
今からFPを目指す方は、ぜひ、「倫理観」と「実務能力」の両方が重要であり、その結果、顧客の笑顔に触れ合えることができることを知っておいて欲しいです。
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