女性の敵!ストーカー営業マン

今回は実際に起きたストーカー事件をご紹介します。
個人や場所、管理会社などは特定せずにお話します。
気軽にお読みください。

昨年の夏、ある女性の入居希望者がお部屋探しをしていました。この女性は誰が見ても美人の30代女性だったそうです。

この女性の担当をしたのはある不動産会社の20代の賃貸営業マン。
その賃貸営業マンはお金にだらしなくギャンブル依存の傾向があったようですが、一方で、明るくムードメーカー的存在でもあったそうです。

この入居希望者の女性は、
県外からの転勤で、早々に引っ越しが必要な方だったようで、少し部屋の内見を済ませたらすぐにその部屋の申込を行い、
後日に契約をしました。

ある日その女性が住んでから半月もたたない時に、
管理会社へ1本の電話が入ります。
相手は警察でした。

「●●さんという入居者さんがストーカー被害にあっている様子の為、物件に設置してある防犯カメラの映像を確認したい」

とのこと。

●●さんとは、あの美人の入居者女性のことでした。

対応された管理会社の方は、突然のことで驚きましたが警察の指示通りに、防犯カメラの映像を3カ月分提供しました。

後日、その入居者女性はその件で管理会社にお礼の訪問に訪れます。そのとき、

「携帯電話に毎日電話が来て、夜中にもチャイムが鳴り続け、本当に怖い日々を過ごしています。」

という入居者女性のお話を聞いた管理会社の担当者。その担当者は女性だったこともあり、入居者女性の心中を思い心が痛んだと言います。

管理会社の女性担当者は、

私共の管理物件でお客様の生活を脅かすことになり、大変申し訳ございません。今後、何かありましたら警察への連絡も当然ですが、私共にもご連絡ください。幸い管理物件と弊社の事務所が近い為、行けるときにはすぐに社員を行かせます!念のため私の携帯番号もお伝えします」

そうお伝えしたそうです。

入居者女性は同じ女性に話を聞いてもらえてホッとした様子で
笑顔を取り戻し帰られました。

ですがその数日後、事件は起きます。
夜中に管理担当者にあの入居者女性からの電話が鳴りました。

「今日も来ています!電話とチャイムがずっと鳴っていて怖い。助けてほしい。警察にも電話したけど到着に少し時間がかかるって言われて。」

管理担当者はその入居者女性を心配し管理物件に直行!
現地に到着するとなぜかもう一人の男性社員も到着していたそうです。

早速、入居者女性に部屋を開けてもらい事情を確認。
「怖かったですね。大丈夫でしょうか」
入居者女性は青ざめており、震えていました。

その後警察も遅れて到着し、事情聴取が始まります。
時間が経つにつれてだんだん入居者女性に笑顔が戻り、少し落ち着きを取り戻した様子でした。

入居者女性は自分のせいで管理会社の方を夜に呼び出したことを申し訳なく思い、コーヒーをふるまおうとキッチンへ、
でもまだ恐怖で少し手が震えていた入居者女性。

それを見かねて、管理担当者が手伝おうと同じくキッチンへ。
すると、入居者女性はまだ恐怖で動揺しているのかコーヒーカップをどこにしまったかを忘れてしまった様子でした。

管理担当者が、一緒にコーヒーカップを探していたら、

あのもう一人の男性社員が
「僕も手伝います。」
そう言うと、彼はどこに何があるかよくわかっているような手つきでコーヒーカップ、それに砂糖とミルクもスムーズに準備のお手伝い。

管理担当者と入居者女性はハッとします。

なぜ、彼はコーヒーカップやミルク・砂糖の場所がすぐにわかったのだろうと。

その時、警察からさらに遅れて刑事が到着

「犯人が写っていましたが、防犯カメラの状況からは顔は見えませんでした。おそらくこの犯人は防犯カメラの位置も把握している人間でしょう。」

もうお分かりだと思いますが、犯人はあのもう一人の男性社員でした。

この社員は入居者女性に同行し内見したあの賃貸営業マンです。

管理会社の責任者が毎週ランダムに物件のマスターキーの管理チェックを行うため、そう頻繁に出入りは出来ていなかったらしいですが、 管理会社が保管している管理物件のスペアキーを使って、入居者女性が留守の時に部屋に入りこんだ経緯もあったようです。

こともあろうに入居者女性の内見を担当をした賃貸営業マンが職権乱用しストーカーをしていたという、とんでもない事件でした。

また、明るく快活な人であるのに実はストーカーをしていたという、人は見た目によらないという点でも、恐ろしい事件です。

もちろん真面目に仕事をしている方がほとんどだと思いますが、こんな事件が実際に起こっていますので、

実務的なお話ですが、賃貸物件にお住いの方は、
「お部屋のスペアキーは自分で保管させてください。」
とお願いしても問題ありませんので、
ご不安な方はぜひ、管理会社へご相談ください。

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