毎年2月頃から4月初めまでは不動産市場における賃貸繁忙期です。
大学に通う新入生や新社会人、また転勤などで引っ越しの需要がピークに
達するはずでした。
しかし、今年は新型コロナの影響により、各企業も転勤時期を見直しています。
細かい話をさせて頂くと、出張・接待の飲み会も自粛を迫られています。
さらには、各企業が運営している店舗や工場も新型コロナの影響により停滞。
法人の異動に伴う転勤が減り、法人需要を見込んでいた大手不動産会社や地方の名だたる不動産会社が悲鳴を上げています。《参照》👉地道な法人営業
また、どうしても引っ越しをしないといけない人たちにとっては、
ネットでお部屋の検索をし、ネットや電話を通じてあらかたお部屋を決める
方も増えています。
もともとお部屋検索はネットでの検索が7割を超えます。
その中でも、お部屋内の様子を写真やARなどであらかた確認できる配慮が
不動産会社に求められています。
もともと満室に近い物件を所有している大家さんにとっては、
空室ができにくい為、悪い話だけではありません。
《参照》👉賃貸の新しい付加価値
しかし、
繁忙期前に空室が増えた物件を所有している大家さんは不安だと思います。
リーマンショックの時、日本国内の株価下落は全体で40%~60%ほどでしたが、
不動産の家賃下落は全体で約5%ほどで、当時改めて不動産の強さを感じました。《関連記事》👉リーマンショック時の出来事~不景気バブル
しかし、家賃下落率が低かったのは大都会で、地方の物件は3割近く下落
している物件も目立っていました。《参考記事》👉収益物件のリスク査定
準備が良い方は事前にし、対処していると思うけれど、
大半の大家さんは準備不足による打撃を避けられないのではないでしょうか。
これからご自身が信用している管理会社・賃貸会社の強さの良し悪しにより、
大家さんの大事な資産に良くも悪くも反映するのでしょう。
また、今こそ信頼を置いている不動産会社と連携し、
所有物件が受けるかもしれない危機を乗り越えるときです。
《関連記事》👉賃貸管理会社を選ぶ基準👈