2月3日に取引を再開した上海市場では株価指数が、一時9%安と急落しました。
新型肺炎問題(コロナウイルス)を懸念し、
世界の株式時価総額は、この10日ほどで約4兆ドル(430兆円)減ったとのことです!
中国経済は生産でも債務でも巨大になり、
世界経済へ大きな打撃を与えようとしています。
終息が見えない新型肺炎(コロナウイルス)が、今後どの程度世界経済に打撃を与えるか
計り知れず、市場では不安が先行している状況です。
中国経済単体においても、新型肺炎(コロナウイルス)の与える影響について、
中国当局は、「経済、特に消費への影響が大きい」と述べています。
交通、運輸、文化、旅行、ホテル、飲食、映画娯楽などの業界への打撃が特に大きいです。
債務状況も問題です!
世界の債務に占める中国の割合も3%から20%に高まりました。
債務の返済が膨らむのは習近平(シー・ジンピン)指導部が景気対策を
目的に進めて来たインフラ整備の副作用です。
しかも、この債務問題は政府系の企業だけではなく、
大手民間企業にまで過剰債務の重荷がのしかかっています。
中国の上場企業の総負債は19年9月末で40兆元(約620兆円)を超えました!
今回の新型肺炎(コロナウイルス)による中国経済の世界的影響が長引けば
景気後退リスクを高めかねません。
この景気後退リスクは日本にとっても重大な影響となり、
不動産業界においても影響を及ぼす可能性は大いにあります。
1日も早く、新型肺炎(コロナウイルス)が終息してほしいものです。