AI(人工知能)に音声や映像を学習させ、
本物そっくりの声や画像を合成させる新技術が注目されて
いますね。
この技術の良い点は、
例えば、すでに亡くなっているスーパースターやミュージシャンのような
有名人の声や映像を復活させ、あたかも本人が存在しているかのうような体感
ができます。
話題になった『AI美空ひばり』をご存じの方も
多いと思います。
この新技術は不動産にも応用できるようになります。
今の最新のマンションでは、
鍵をかざすだけで自分が住んでいるフロアにのみエレベーターでいける
システムがあります。
他にも、指紋認証、網膜認証、
スマートフォンでの鍵コード認証システムなどがあります。
新技術を応用すれば、
【自分の声】だけでこの鍵コード認証システムも可能
になります。
しかし、このような素晴らしい技術を悪用するケースが出て来たようです。
偽の音声電話で企業が現金をだまし取られる事件が
ドイツ・イギリスで発生しました。
あるエネルギー関連企業のCEOに親会社のCEOから電話がかかってきました!
「22万ユーロを振り込んでくれ!」
※22万ユーロ(日本円で約2600万)
この声の主は親会社のCEOでなく、AI新技術を悪用した犯罪者でした。
自分の上司にあたる人からの直接の指示の為、何の疑いもなく振込を行い
まんまとだまされたというニュースです。
金銭の詐欺だけではありません。
芸能人や政治家、はたまた人気や悪評を流したい時などにフェイクの
音声・映像が作られ、悪用される。
このような悪質な動画は、「ディープラーニング」と「フェイク」を掛け合わせた造語で「ディープフェイク」と呼ばれているそうです。
簡単に、「ディープフェイク」を作れるアプリもあるというのです。
こうしたAIを使ったサイバー犯罪が今年日本でも脅威になると言われています。
振込を依頼された際は、こちらからもう一度確認の電話を入れるようにする、
見たままを信じるのではなく、ディープフェイクを使った動画ではないかと疑いの目を持つようにする、
などするようにして、AIを使ったサイバー犯罪に巻き込まれないように、皆さんも気を付けてくださいね。
《★関連記事★》👉スパイ天国 日本の実態
👉博多駅ビル 女性用トイレ スマホで確認