1月31日付の日経新聞に、小さく
《レオパレス、反対発表 レノの株主提案》
の記事がありました。
『レノ』は旧村上ファンド系投資会社です。
レノは現在、 業界大手不動産会社 レオパレス21の大株主でレオパレスに対し発言権を強めています。
レオパレスとレノが
経営主権をめぐって対立しています。
レノの要求内容と狙いについて、
《レノの要求》
・新たに取締役として村上ファンド側の推薦者(大村氏)を要望
・レオパレスの主力事業である賃貸事業の売却を提案
・現レオパレス経営陣を含め、会社の内部整理を希望
《レノの狙い》
推薦者(大村氏)を主軸にレオパレスグループ全体の会社を
解体及び各事業部の売却準備を行い、
M&Aや株価上昇を実施し、利益を上げる!
これに対し、レオパレス側の対抗姿勢が明らかになりました!
《レオパレスの対抗姿勢》
村上ファンドが要望する新たな取締役候補者である大村氏の就任を反対!
主力事業である賃貸事業の売却は実質的な身売りと判断し、これに反対!
《レオパレスの言い分》
村上ファンドはレオパレスを解体・整理・売却をし、
利益を上げる事だけに注力している。
レオパレスと関係する約3万人のアパートオーナーや50万人近くの入居者、
関連企業にとって利がないと判断したため、村上ファンドの要求を反対!
物言う株主であるレノが強硬姿勢に乗り出したのは、
おそらく、今の経営陣の手法では黒字化が見えないと判断したのだろう。
また、レオパレスも賃貸繁忙期を味方に事業回復を主張しているが、
根拠に乏しい。
なぜなら、現状のレオパレスを見ると、赤字の事業部が多い!
若い社員が次々に転職し、中堅の現場で動けない社員も多いのではないか。
いずれにしても、約3万人のアパートオーナーとしては不安だろう。
しかし、アパートオーナーは事業主としてアパート経営の一部であるから
レオパレスだけのせいにも出来ない!
そもそもアパートオーナーが所有している物件自体が
何かしらの流れでレオパレスと解約をせざる得ない状況になった場合に、
一般のアパートしても価値があるか(黒字にできるか)どうかが、
不動産投資の本質である。
ただし、第三者の入居者はきちんと擁護しないといけない!
レオパレスに住んだことがありますが、
店舗などで働く現場の若い社員さん達はとても対応が良く、
私自身見習うところがありました。
一生懸命働く若い社員さん達にも家族がいます。
そんな社員さんや第三者の入居者さん達が1日でも早く
安心できる状態になってほしいですね。
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