厚労省が全国の労働局を通じてまとめたデータを発表しました。
5月21日時点で、新型コロナウイルスの不況による解雇者、雇い止め(一旦、働く契約を停止させ、景気が戻り次第、仕事をする契約:(例)派遣社員など)の数は、1万835人と公表しました。
実態としては、派遣社員の仕事が打ち切りとバイトやパートの仕事がなくなった状態です。
労働局職員の見解では、『休業手当が支払われず、雇用に不安を感じている人が増え続けている』との事。職種にはよりますが、夜の仕事や個人の飲食店などを含めますと、10倍以上の失業者(10万人)が発生しているのではないかという予測もあります。
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経済の血液としてお金が全体的に循環しなければ、我々のような資本主義国家で暮らす人間社会では、死が近づいているようにも感じます。
仮に、今潤っている産業(医療業界・ネット通販業界・動画業界・スーパーなどの小売業など)でも、おそらく新型コロナのワクチンが世界に循環する気配を世間が感じたら、衰退するでしょう。
急激に伸びる消費は、急激に下がるというリスクも存在します。
また、現段階で苦しい状態の産業では、人件費や固定費の削減を迫られ、生きるために残酷な決断を余儀なくされる会社や事業者が増えるのでしょう。
ただ、この考えさせられた2カ月間を無駄にするのではなく、どうせ苦しむのであれば、自分自身のプラスの経験値として生かすことを意識し、行動に移すことに意味があるのかもしれません。
例えば、今現在、30歳の失業者がいたとします。
綺麗ごとは言いませんが、お金に困っているのなら借りたらいいと思います。
人からなのか、銀行か、行政か、いずれにしましても一旦お金の不安を少しでも少なくするのもいいと思います。
そして、『このような苦い経験が、30歳という若いうちに出来てよかった』と思えるかどうかだと思います。40歳でも同じだと思います。
年を重ねていくと気力は衰えると思いますが、50歳でも前向きにどんな仕事にも生きるために取り組んでいる人だっています。
不景気=不幸 とするのか、不景気=チャンス と捉えるかが、今後の個人の経済的生命力を測る基準となり得るような気がします。
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