物件の退去リスク(明渡し証明)

本日は、賃貸繁忙期という事もあり『物件の退去リスク』についてご紹介させて頂きます。

この時期(1月~4月)は、人の移動が多く、賃貸物件は退去と入居で混雑します。

大家さんとしては、『部屋が空くのは嫌だな~』と思う事でしょう。
テナントなどの事務所や1棟貸しの物件では、大家さんの退去に伴う精神的負担も感じます。

『早く新しい借主が決まってほしい』と、目線が次に向いてしまうのは私もよく分かります。
しかし、なるべく冷静に『綺麗な退去』を目指す努力も怠ってはいけません。

綺麗な退去とは、前の入居者(事業者含む)が自分の私物を忘れずに撤去している状態での退去の事を意味します。
また、退去後にかかる『原状回復施工(傷んでいた箇所のメンテナンス・補修やルーム清掃等)』の負担区分もきちんと定めておかなければ、後々のトラブルにもなり得ます。

このようなリスクを軽減する対策としては、『退去前の告知』が借主より来た時点で、なるべく早い段階で『明渡し証明』を頂いておくと良いでしょう。

明渡証明の参考資料をご参照ください。(PDF資料を参照ください)

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この明渡証明を参照頂ければお分かりになると思いますが、
①残置物の所有権を放棄させる
②後から処分費がかかった際は借主に負担してもらう
③鍵も返却してもらう
④原状回復施工の借主負担もある事を記録する

この4つのポイントを押さえておくことが大切です。
仮に、家賃滞納分などもございましたら、それは別の覚書を作成し、支払ってもらうようにしなければいけません。

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