築年数が古くなれば、賃貸物件の価値は下がり家賃も減少、
なのに修理や修繕費用は増額傾向となるのが賃貸物件です。
人間と同じように建物も老朽化が進むため仕方のない事です。
そんな状況でも努力するひとと、何もしないのでは差が生まれます。
小まめに歯医者に通うと、口内を衛生的で健康的に保つことができ、
美味しく食事をとれるため健康体を維持しやすいですよね。
体の悪い箇所があれば病院に行き治療を受けますが、今は予防も重要視されている時代です。
なるべく病院に行かなくて済むように予防を徹底すれば、ある程度は症状を軽減できることもありますよね。
不動産の物件についても同じように、定期的な努力を重ねている物件には、入居者が決まりやすく、
また住んでいる入居者が長く住んでいただける傾向にあります。
たとえば、入居者の目に触れる箇所で、郵便ポストがあります。
最近の物件ではオートロックを開けて建物内よりポストの確認が出来ますが、
古い物件では外付けのポストが多いと思います。
ポストのカビや汚れを月に一度ほど除去すだけで、入居者や入居希望者の印象は変わります。
(例:写真)郵便ポスト・施工前
カビや錆が目立ちますよね!
このようなカビ・錆を気にせずに放置する事は誰にとってもいい事はありません。
アルカリ性の洗剤やクレンザー(百均にある多目的クレンザー・クリームタイプ)を雑巾にたっぷりと浸して、
ゴシゴシと拭くだけである程度の錆も取れます。
それでも汚れが落ちにくい時には、カビキラーやアルカリ性の強い洗剤をポストに塗り、
10分ほど放置します。
そのあとにゴシゴシとマイクロファイバー布巾で拭き上げます。
すると汚れは大抵落ちます。
(例:写真)郵便ポスト 施工後
築年数が古くて、家賃は下がり、大家さんの気持ちが下がるのはよく理解しています。
だからと言って、サービス力まで下げてしまえば事業として誰も評価してくれません。
誰も評価しない事業はやがて衰退し、終わりを遂げるだけです。
大家業は『事業』です。
大家さんがサービス力について勉強しなくなり、努力しなくなった時、
その事業は価値が下がり始めると認識して頂きたいです。