不動産事業を成功させたいのだが、意見を聞きたい!
ありがたいお言葉ですね。
人は頼られると嬉しいものです。
不動産事業を成功させるためには、数多くの失敗経験や失敗例を持っているかどうかではないでしょうか?
不動産事業の成功=失敗を防ぐこと
私はこの考えになります。
では、失敗とはなんでしょうか?
1,逆ザヤになる事(返済や支払いが収入を上回る事)
2,信頼できる管理会社がいない事
3,トラブルが多々起きる事
4,普段のストレスが増える要因になっている事
5,不動産事業をやらなければよかったと思っている事
6,誰も喜んでいない事
私が思いつく失敗はこのくらいです。
まず、逆ザヤは事業として不採算である証明となる為、物件所有者は血のにじむ決断と努力を行う必要がありますね。
現に、私もこの5年くらいの間に不動産収入と支出が逆転してしまった月が3回、4回程あります。
私は戦略的に、しかしやらなければ入居者獲得に負けてしまう恐れも十分にある為1階のお部屋をリフォームしまくっています。
他にも、防水工事や内壁の塗替えを行い、建物の安全性と見栄えを追求します。
そうしますと、その月に支出のほうが多いというのは当然に起こります。
問題は、計画的でもない普通の月に支出が収入を上回ってします事(逆ザヤ)です。
これでは健全な事業とは言えません。
逆ザヤの原因は、そもそも収支計算が甘いという点もあげられます。
次に、信頼できる管理会社・賃貸会社がいない事も予測できます。
所有者がどんなに計算ばかりしていても、現実に入居者が価値を感じて借りてくれなければ意味が無いからです。
そのような物件には色々なトラブルも起きます。
管理会社とのトラブルや入居者のクレーム、建物の不具合などなど。
この負の連鎖は、普段のストレスを押し上げる為、とても心身ともに疲れます。
最終的には、『不動産事業なんてやらなければよかった』となる訳です。
そのような事業には、仲間も家族も誰も喜んで応援できません。
解決方法はありますが、おそらくこのような負の連鎖に陥った方には脱出は難しいでしょう。
まずは、自分自身が決めて本事業をリスクを負い行ったという自覚と覚悟を決める事です。
解決策や解決に伴う行動には、まずこの『自覚と覚悟』が必要です。