『宝町』という町は変わっている。
町には『義理人情』を大事にするヤクザの幹部『ネズミ』と呼ばれている人物がいる。
そして、生れた時から親を知らない孤児の『クロ』と同じく孤児で『シロ』という餓鬼(ガキ)がいる。
ネズミは町には町のルールがあると『クロ&シロ』に教えるが、この孤児二人には通用しない。『クロ』は町には俺のルールがあると豪語し、宝町を『暴力と愛情』で支配する。
警察も逮捕や確保を何度も心みるが、ことごとく『逃げられる』。なぜならこの宝町は『クロ&シロ』の存在そのもの。この町でクロ&シロを捕まえる事は出来ない。
クロとシロは『宝町』を自分の庭のように自由に飛び回る。ずば抜けた身体能力でビルからビルへと自由に飛び回る姿から、警察やヤクザはクロとシロの二人を総称して『ネコ』と呼ぶ。
クロとシロの家は橋の下にある車。毎日遊び、時には窃盗を行い、ある時はずば抜けた身体能力から生み出した『暴力』で『ムカつく』大人を打ちのめす。
クロはバイカーゴーグルをかけて鉄パイプを武器として使用する。シロはクロと新しい『海の見える町』で平和に暮らす事を夢見ている。
そんな『暴力と愛情』が複雑にまざりあう『宝町』に海外から町を支配しようと『蛇(ヘビ)』という組織が入り込んで来てから物語はヒーットアップする。
宝町のヤクザは『蛇』に飲み込まれ、クロはそれをよしとしない❗️
『俺の町から出ていけ』
クロは気に食わないヤクザや蛇に対して暴れたい放題になる。さらに追い討ちがかかる。『蛇』に雇われた『殺し屋』がクロとシロをターゲットとする。
クロは中々やられない、しかしシロは殺し屋の犠牲になる。重症をおったシロを町の警察が保護する。
ここからこの物語『鉄コン筋クリート』のクライマックスへと加速する。
シロという唯一の『宝』を失ったクロの精神状態は狂う。クロは殺し屋を反対にターゲットとして『暴力』に磨きをかけ『やりあう』!
殺し屋も手に終えない。警察もヤクザも、町を飛び回り、暴力で支配している『宝町のクロ』には敵わない。
クロを救えるのは純粋な心を持つ『シロ』だけだろう。