中洲 飲み屋街(歓楽街)の破綻

九州最大の歓楽街として有名な「中洲(なかす)」から人が消えている。
密集するバーや飲食店・ナイトクラブなど、福岡県から休業要請を求められたのが要因だ。

現段階で、中洲の営業再開は時期が見通せない。
こんな中、経営者や従業員はどう乗り越えようとしているのだろうか。

中洲で働く女性従業員の多くは、子供がいる人が多い。
福岡市内の託児所も休業となり、夜のお店も閉まり、精神的にも追い込まれている方が多いと聞く。

経済誌のコラムでは、夜の華やかな世界から、運転代行として転職した人の記事が印象的でした。

30年以上勤めていた中洲のクラブから、何の説明もなくお店を閉めると言われ、収入を失ったシングルマザーの一人だ。

中洲から近い、好立地に子供と暮らしていたが、家賃が高くて今後の生活は苦しいと判断し、郊外への引っ越しをする。
子供の面倒も見ながら働ける職業を探した結果、「運転代行」に行き着いたという。

お客さんは、はじめは驚くらしいが、「子供を同乗させている美人な運転代行屋さん」として生計をやりくりしている。
今まで、華やかな世界で、華やかな職種だと誤解していた彼女は「人間関係や本当の人との繋がりについて学ばされた。」と発言。

また、中洲の高級クラブを経営する40代の女性オーナーは、「働いているスタッフ10名の給料は月20万を休業保証する。半年は大丈夫!」と見栄を切ったらしいが、事実は、テナント賃料(約60万/月)の支払いや、自身の生活費を考えると、この休業状態では7月までもたないという。
また、休業要請や緊急事態宣言が解放されたとしても、不景気になっているこの世の中で、お客様の財布事情を考えると、自分のお店が活気づくイメージが湧かないと言う。

福岡市内のテナントを扱う不動産業者さんからは、「中洲も含め、お店を閉店する準備をしている、閉店希望者が200件を超えた」と発言。
今月、来月と、もしかしたらまだまだ増えるのではないかと毎日が不安と言う。

中洲だけの問題ではない。
このような話は、どこでも聞くようになった。
暗い話をすればきりがないが、少しでも顔を上げ前を向けるように、それぞれが、それぞれの大事な人たちを少しでも守ろうとする気持ちが希望になるだろう。

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