2月13日に楽天の会長兼社長である三木谷氏より、
「令和元年12月期連結決算」は最終損益が318億円となり、
8年ぶりの赤字に転落したと発表がありました。
楽天は球団も所有している一流の東証一部上場会社です。
楽天の出店数は世界で5万店、顧客は13億人を超えます。
金融(楽天銀行)や旅行(楽天トラベル)など幅広い分野に進出し、
日本国内のプロ野球球団(楽天)を所有、サッカーではヴィッセル神戸や
世界のバルサのスポンサーとして名を利かせ、ブランド力を強化してきました。
昨今話題となったのが、
楽天の主力通販事業(楽天市場)の成長に向け「送料の無料化」の実現問題です!
楽天市場では、3,980円以上の買い物で送料を無料とする方針を
打ち出しました!
すると、「立場の弱い出店者いじめ」ではないかと
一部の出店者やメディアによる批判が相次ぎます。
公正取引委員会も独禁法違反の疑いで楽天に立ち入り検査に入りました。
三木谷氏は自信を持って対抗しています。
「商品価格に送料を転嫁する(上乗せ)などして出店者が工夫し、
健全な価格競争を行えばよい」と発言。
また、競争の荒波を超えるためには顧客ファーストとしての考えをもとに
送料の無料化を推し進めたい為、公正取引委員会には理解してもらいたいと
コメントしています。
市場として拡大し続ける楽天グループの動向は、
経済の流れを知るためにも良いツールとなります。
今後も注目していきたいと思います。