中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染者は
英ランカスター大学の予測で、2月4日時点で約20万人に達したと日本経済新聞のトップ記事で記載されています。
致死率は2%とされ、一見低く感じますが、ウイルスの感染者数が多すぎる為、決して甘く考えられない数字です。
ちなみに、2009年に流行した新型インフルエンザの致死率は0.5%未満、
2002年~2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の致死率は約10%です。
新型コロナウイルスの致死率は先程2%と言いましたが、実際には各国政府が把握していない感染者が多い可能性が高く、致死率は0.3~0.6%とも言われています。
SARSは一般に毒性が強く感染すると患者が亡くなるためウイルスの感染が広がりにくいのに対し、
新型インフルエンザ・新型コロナウイルスともに、
毒性が弱いため患者が亡くならずに体内でウイルスが増えて感染が広がり、致死率が低い点、
肺炎や発熱などの症状についても似ているようです。
新型コロナウイルスの感染者のピークは、4月ごろと予測されています。
世界規模で新型コロナウイルスに対して対応していくのでしょうが、
インフルエンザの時のように、さらに多くの感染者を出すだろうと専門家も指摘してます。
当然に、一番大事なのは命の問題です。
しかしながら、
アジア全域に対して世界中の旅行客の減退によるホテル業績悪化や
海外の観光客を頼りにお商売をされている方などには大打撃が始まりそうです。
反対に医療や予防を売りにした商品の活躍が伸びるでしょうね。
今回の新型コロナウイルスの蔓延は改めて命の尊さや、
経済は生き物であるという事を教えられる出来事だと実感しています。