賃貸管理会社は日本全国で約35万社も存在しています。
5名以下の不動産管理会社から大手不動産会社と規模は様々です。
そこで今回は、優良な不動産賃貸管理会社の適正基準をご紹介します。
※下記6点をクリアにされている管理会社は優良だと思います。
① 自社の管理物件全体の年間平均入居率は85%以上である。
(理想は90%超)
やはり自社の管理物件を大事に運営管理しているかどうかは大きな判断基準となります。
また厳しい判断にはなりますが、賃貸営業の方で
自社の平均入居率をすぐに答えられない会社は意識が低い為、
警戒してください。
②管理戸数(棟数)に対して適正な管理担当者がいる。
(500部屋(約25~30棟)に管理担当1人配置が最低限の必要目安)
入居者対応・大家対応・物件対応・経理を真面目に管理業として実行するには相応な人手が必要です。
この管理業を疎かにしては賃貸管理としての事業は成り立ちません。
管理がしっかりしていない会社 = 会社が機能していない
これからAIの普及に伴いに人手の削減化が進むとは思いますが、現時点での多くの賃貸管理会社では人手に頼る運営になっているのが現状です。
③広告・インターネットの環境が充実しているか
ほとんどの入居者さんはスマートフォンやパソコンでお部屋を検索し、希望条件に見合う物件を選定されます。
また近い将来賃貸市場では、賃貸営業の方と直接顔を合わさずにインターネットでお部屋の検索、契約、入居が可能になる時代です。
積極的にネット環境を整えようと努力されている会社さんの広告は見やすく、検索もしやすいです。※注目記事👉人工知能(AI)・ビックデータの欠点
④社長・社員の挨拶・マナーが出来ているか
出来ていないところってあるの?と思われるかもしれません。
さすがに挨拶が出来ていない人はあまりいませんが、
ただ、マナーが悪い方はたまに拝見します。
せっかく事業パートナーとしてお互いにお世話になるのであれば、挨拶・マナーのない会社は遠慮したいですね。
⑤ 従業員の離職率が低いか
(年間離職率10%以下が優良会社の基準)
数字での詳しい説明は避けますが、従業員の離職率が高い会社は、不動産業界に関わらずブラックな会社が多いですね。
独立・起業を応援する姿勢と仕組みが出来ているような外資系の会社は離職率とは無縁かもしれませんが、国内で欧米的な考えの不動産会社はほとんどないと思います。
よって、従業員が長続きしない賃貸管理会社には何かブラックな要因が存在している可能性も高く、そのリスクが大家に何かしら降りかかってくる可能性もありますのでご注意ください。
⑥働いている従業員の顔が生き生きしている
社内の環境が整っていれば、働く方の顔に反映されると思います。
その会社全体的に従業員の雰囲気が暗かったら嫌ですね。
明るい雰囲気の会社を選ぶことがベストです。
上記6点をクリアできている会社であれば、社員教育もある程度充実しており、
また現場の声を大事にしている傾向が強いです。
いい管理会社を見つける参考にして頂けたら幸いです。
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