違法建築問題

今年は、違法建築問題が世間をにぎわせましたね。
違法建築問題、一体何が問題だったのでしょうか?
それには、次の3点が挙げられます。

●本来あるべき建築材ではなかった
●建築許可を受けている建物と実際の建物構造が違った。
●違法性は弱いが、建築工程における丁寧な作業になっていない為、不備がある。

では、違法建築は、なぜ起きたのでしょうか?
原因は、大きく次の3点です。

①建築士・施工管理技士が国家資格者としての倫理観を疎かにしたため。
②会社全体で利益重視に走り、誠意とコンプライアンスを欠いたため。
③会社のトップ・上級管理職が社内環境作りに無責任なため。

上記原因と問題を解決し、良い会社にするために、各ハウスメーカーは努力している最中でしょう。
ですが、残念ながら、早期解決は見込めないと思います。

理由は、次の3点です。

トップ・上級管理職が、現場のニーズを細かく知らない。あるいは、感じる力が弱い為。
現場社員や正しいことをしたい社員と、上級管理職の行動とが一致しない為。
そもそも現場内容と顧客ニーズを知っている人間が上級管理職にいない為。

つまり、実権やある程度社内発言力を持っている上級管理職の方たちが、現場を知らない上に、自分の保身第一なため、冷静にまっすぐ解決策を作成・実行することができていないのです。
よって早期解決は見込めないと見ています。

保身を捨てて、若く能力のある社員に実権を持たせるには、勇気がいることかもしれません。
しかし、現状が大きく改善されていないハウスメーカーの上層部に、一体どれだけの優れた人間がいるのでしょうか?
能力のある社員に任せてみてはどうかと、私はそう強く思うのです。

ハウスメーカーの社員さんと交流を持ちますが、若く能力のある社員の方は、上層部を見透かしているようです。

この問題の恐ろしい未来のシナリオは、

建築問題が原因で会社の収益が赤字になる
有能な若手社員がいなくなる
イメージの悪いハウスメーカーにまともな人材が集まらない
ゆくゆく会社は倒産もしくは安値で売却

となると見込んでいます。

不動産・建築業界の新たな変革の必要性は、待ったなしにすぐそこまで来ています。

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