2022年の賃貸市場は静かな繁忙期~

2022年の1月当初から全国の不動産賃貸業は繁忙期に突入している地域がとても多かったのではないでしょうか?
これはウイルス問題による人流の抑制が解除され、今まで移動や転勤が出来ていなかった会社関係が一気に動いたことが要因です。

しかし、2022年1月末より再び人流抑制が始まりましたね。
面白いように不動産賃貸業も静かになりました。

本来であれば今の時期から4月初旬までは賃貸市場は繁忙期となります。
2月中旬以降でこの人流抑制が解除されたら再び繁忙期に突入するでしょう。
今は、大きな地震が来る前兆の『地鳴り』が聞こえます。

『国が人流制限を解除したり、今の5類に指定しているウイルスが風邪やインフルエンザと同じ2類に分類された時は、数十部屋以上単位でお宅にお部屋探しを依頼させて頂くからね。』

こんなやり取りを多くしております。
正直、今のタイミングでお部屋探しや申込のやり取りをある程度済ませられたら理想なのですが、おそらく動くときは皆同じタイミングになるのでしょう。
その時には、借りる方も躊躇なくお部屋を決めなければあっという間に人気の物件や利便性等の条件面の良いお部屋はすぐに埋まるでしょう。

本当は今が一番良いお部屋を確保しやすい時期なのですが。。。
賃貸会社でお部屋を探し、少しでも家賃を下げたり、不動産会社に借りる条件面を交渉しやすい時期は『皆が動いていない時期』が1番です。
今回で言いますと、それが今なのです!とはいえ、中々今決断するには難しい人も多いでしょう。

1月、5月、6月、7月、12月、私が借りる立場であればこの時期にお部屋を探します。
大家の心理状態もこの時期がとても不安定になりやすく、条件交渉がしやすいからです。

『このまま空き部屋が長く続いたらどうしよう。。』
このような不安を大家は抱えています。繁忙期ですと、『まあ、そんなに妥協しなくても他に借りてはいるだろう』と強気になる大家が増えます。

賃貸の家賃相場は固定資産税や経済動向で大きく変わる事はあまりありません。
1番は、『物件所有者の心理状態』が大きいと私は思います。
もし、経済動向が1番の理由で部屋の家賃が決まるのでしたら、ある程度の地域で家賃は値上げされてもおかしくはないくらい今の地方物件の家賃は低すぎます。

しかし、『このまま空きにしていても怖いから、まわりよりも家賃を数千円は下げてもいいい』という大家が増える事により近隣の家賃相場も低く推移していきます。
強気な大家が多いエリア(多くの人が住みたがるようなり利便性・諸条件が良い地域で住みたいという人よりも物件数が足りていないエリア)では家賃は値上がりする事も容易にあります。
今は賃貸市場が不況に大きく影響を受けて東京の23区内でも家賃の下落が続いている状況だと東京で不動産をしている知人は言いました。

不動産を所有している大家には国や自治体の補助金や助成金がないのが現状です。
大家さんは、『事業主』として自分の物件に住んでくれる人を確保する努力が必要ですし、また1日でも長く住んでいただく環境づくりを心掛けなくてはいけません。

ご自身で空室対策を出来ない人は、『自分の物件を管理してくれている不動産会社』と強い信頼関係を結ぶことが何よりも重要です。
あなたの部下でもありませんので、指示をしたり、やったこともないのに偉そうな態度で接してはいけません。不動産会社のスタッフは『命令』では良い仕事をしてくれません。

本記事を読んで頂いている皆様は『何が大切か、誰のための事業なのか、誰のどんな助けが欲しいか』という事業主と大切なことを知っているはずです。
自分の心と会話し、少しでも不安要素が減るように行動して頂けたら幸いです。

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