『いいカモ』とはどんな顧客像か

あまりいい表現ではありませんが、
どんな商売でも『この客はいいカモだ』という事を感じさせる顧客はいるものなのだと思います。

特に、水商売のような接待業には多いかもしれません。
不動産業界や建設業界でも、業者が本音では『この顧客はいいカモだ』と思ってる人は現実的に多いと思います。

では、どんな顧客がいいカモと思われやすいのかを検証します。

まず、どの商売の『いいカモ』にも共通していることは、
『本音で本質を話し合える友達や親友、仲間が極端に少ない人』
だと思います。

自分で分からない事や、『何か変だぞ。違和感を感じるぞ』と思っていても、
普段から『原因の本質に沿った本音トーク』が出来ていない為、業者や接待業のペースで物事を誘導されやすいのです。

次に、『現実を冷静に、かつ、客観的に見る能力がない人』はいいカモにされやすいと思います。

夜の接待業でも、宗教の誘いであっても、セールスマンの勧誘であっても、
本人が、
『なぜ自分にこのような勧誘をするのだろうか』
『相手のメリットはなんだろうか』『自分のメリットはなんだろうか』
そして何より、『自分のデメリットはなんだろうか』と、いくつも視点で物事を瞬時に捉えることが出来るかどうかも重要です。

ビジネスにおいては、『顧客も業者もお互いにそれぞれの利がある』ことで成り立っています。
どちらか一方だけ潤うような商売には必ず限界が訪れます。

騙されやすい人やいいカモにされやすい人は、
『冷静に客観的に物事を整理して考えてみる事』と、
『自分の事を絶対的に大事にしてくれている人の意見』
を聞くことをおすすめします。

しかしながら、『いいカモ』になりやすい人にも原因はあります。

私の不動産業という経験上での視点にはなりますが、
1、頑固で人の話を聞かない、理解する気がない
2、論理的に物事を考えずに『感情』ばかりを優先する
3、自分のその場短期の『欲』や『快楽』を優先する
4、相手の立場にたった目線で考えられない、鈍感な人

このような傾向にある人は、例えいい営業マンであっても、
『この人の為に損をさせないように頑張ろう、いい提案をしよう』
という気持ちにはなれません。

『この顧客の好みから、この提案であれば◎◎万円くらいは成約できるだろう』
という『お金』とでしか見られなくなります。

当然に、お金としても魅力がなくなったり、過度に、この顧客がサービスを求めてきても、これ以上は付き合う気持ちになれないという事で、『顧客切り』にあうのがセオリーです。

反対に、とても誠実で謙虚な心優しいお客さんがいるのも事実です。

真面目な業者であれば、
『こんな素敵な人に損はさせてはいけない。きちんとした仕事をしたい』
と思うのが普通です。

水商売の腹黒い商売人やペテンの占い師、
信じただけで救うとか意味不明な宗教の勧誘、
ほぼ、ねずみ講と変わらないネットワークビスネスの勧誘、
悪徳業者のセールス、
という人たちには、素敵な人格の顧客でさえも『いいカモ』にしようとします。

ですので、冒頭で記載させて頂きました、
『冷静に客観的に物事を整理して考えてみる事』と、
『自分の事を絶対的に大事にしてくれている人の意見』
を聞くことを、改めておすすめ致します。

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